梅(うめ)の育て方

ユーロ物置

梅の木は日当たりを好みますが、あまり風があたらない場所が良いです。
また、ウメは根の動きが早い植物ですので、芽吹き前に植えつけるのがよいでしょう。
植え付けに当たっては、梅には実を収穫できる種類と花観賞用の梅があります。殆どの品種は自家結実性がないので、実梅種(実を収穫する種)を2品種以上、一緒に植えるのがコツです。

栄養不足になると落果しやすくなります。花後の4月半ば~5月、収穫後の7月はじめ、12月に油かすや骨粉、化成肥料などを根元にばらまきます。

剪定方法としては、植えつけの翌春、伸びてきた枝の3本を残して主枝として形よく広げ、他の枝は剪定します。
長い枝を伸ばしたままにしていると、花が少ないばかりか樹形も雑然となってしまいます。ですので、うめは剪定で花のつく枝をふやし、樹形をつくっていきます。
翌冬にはこの主枝3本を3分の1ほど切り取り、主枝から出た横向きの枝を伸ばします。これを3年ほど繰り返して、形良く扇形に広がった樹形を作ります。
その後はこれらの枝から伸びる短中果枝に実をならせます。実付きをよくするためには、2月からの開花期に人口受粉します。庭植えの場合は摘果する必要はありませんが、樹勢が弱っている場合や実のつきかたにむらがある場合は4月下旬頃に摘果して実数を調整します。

梅には病害虫がけっこう多く発生します。アブラムシやケムシ、コスカシバ、黒星病などには注意が必要です。
ただ、黒星病の黒い斑点がついても食用として問題はありません。防ぐためには4月下旬頃にベンレート水和剤を1,2回散布します。
害虫予防には定期的に薬剤を散布して防除するのがよく、12月から1月あたりに石灰硫黄合剤の20倍液を散布すると効果的といえます。

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