ツツジの育て方

ユーロ物置

ツツジ類は、花形も花色も豊富なうえ、常緑性と落葉性とがあります。混植して植えるのも趣がありよいでしょう。
常緑のツツジには、クルメツツジ、キリシマツツジ、キシツツジ、ヤマツツジ、オオムラサキなどがあり、落葉性のものには、ヤシオツツジ、モチツツジ、ミツバツツジ、レンゲツツジなどがあります。
育て方のポイントとしては、基本的に暑さ寒さに強いので、日当たりがよければ、特に何もしなくてもたくさんの花を咲かせてくれます。
また、酸性土を好みますが、雨がふれば自然に酸性になるのであまり気を使う必要はありません。
植え付けの時期は、常緑性のものは3月から6月、および9月から11月くらいがよいでしょう。

肥料などは、花後と8月下旬の2回に油粕や鶏糞などの有機肥料を枝先の下あたりに施します。

病害虫は多く発生する可能性があり、グンバイムシやハダニ、ベニモンアオリンガ、マキムシ、カイガラムシなどが発生します。
特にツツジグンバイムシが、葉の裏に群生して汁液を吸います。葉の色が白っぽく汚れてきたら、この害虫の仕業と思って間違いありません。
対策として、4~10月の毎月1回、スミチオン乳剤の1,000倍液を散布して予防することが大切です。日照が悪い所ほど発生しやすいので注意しましょう。

ツツジの剪定のポイントとしては、時期にあまりこだわらずに時々目的にそって刈り込むようにしましょう。
常緑性のツツジは半球形に仕立て、落葉性のツツジは立ち性ぎみに、自然形を作っていくのが一般的です。
常緑性ツツジの場合は、枝が横に広がり見栄えが悪くなりますので、毎年刈り込みによって姿を整えます。
そのタイミングは、花が終わってすぐです。花芽の分化が早いものは7月中旬から始まりますから、そのころに刈り込むと翌年は花が咲かない株になってしまいます。
落葉性のツツジは、枝が斜上して自然に樹形が整っていくものが多いのですが、庭のスペースに合わせた剪定が必要です。
花が咲いたあと、すぐに葉腋から新枝が数本伸び始めます。花芽はこの新枝の先端に7月ごろ分化し、翌年に開花するというサイクルを繰り返しますので、年々大きくなっていきます。
注意点として、落葉性のツツジは一般に刈り込みを嫌う性質があります。樹高を調整したい場合は、剪定ばさみで枝を切り詰めるのが普通です。

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