カシス(くろすぐり)の育て方
耐寒性がある反面、夏の暑さを苦手とします。
また、日光をそれほど必要とはしませんので、西日が当たらず半日陰となり、風通しの良い涼しい場所で育てます。
そして、乾燥には弱いので、植え付け後は根元を腐葉土などでマルチングし、乾燥しないようにしてください。
土壌の性質としては弱酸性土壌を好みます。
カシス栽培のポイントとしては、収穫までは常に土壌が湿った状態を保つことです。
また、カシスは毎年株元からシュート(勢いよく伸びる太い枝)が出て翌年花が付きます。
このシュートのスペースが重要となりますので、鉢植えの場合は大きめのプランターが良いでしょう。できれば庭植えのほうが生長には適しています。
肥料は12月に緩効性肥料を、3月に速効性肥料を根元に施します。
病気としては葉に斑点病がでることがあります。トップジンなどで対処して下さい。
害虫ではナミハダニ、カイガラムシ、ハマキムシがいます。
カシスの剪定は、株元から出るシュートは4年目からは花つきが悪くなりますので、それを切り戻しをして新しいシュートを出させたり、古いシュートを間引いたりします。
また、5~6月に弱い枝などを間引いて、株元にも日が通るようにすることで病害虫の発生予防にもなります。
生で出まわることがあまりないホワイトカーラントは赤実のレッドカーラントの1種。初夏に透明感のある白い果実を房状につけるセイヨウスグリの園芸種で、豊産性です。 果実はジャムやシロップ、サラダなどの料理に幅広く利用できます。また見た目も美しいので、切花としても利用されます。生食すると酸味と渋みがあります。ジュースにするとさわやかな風味です。カシスソーダで知られるカシスは、黒実、赤実、白実の3種がよく栽培されます。実はポリフェノール含有量がブルーベリーをはるかにしのぎ、目にとてもいい果物です。極端な暑さにあてなければ簡単に栽培できます。低木で半日陰での栽培に向きますので、家庭果樹としてぜひ取り入れてください。