金木犀(きんもくせい)の育て方
日当たりを好みます。日陰では花つきが悪くなるので注意しましょう。
それと、排気ガスにも弱いので、道路際も避けたほうが無難です。
土壌は水はけがよく、肥沃な土壌を好みます。
植え付け時期は4~5月上旬および9~10月中旬が適しています。肥沃な土地を好みますので、植付け時には堆肥と有機肥料をしかっりと混ぜ、根鉢を崩さないように植えてください。
肥料は寒肥を与えますが、窒素分が多いと株が弱りうどん粉病にかかりやすくなるので、窒素分を控えめに、リン酸やカリ成分の多いものをあたえるようにします。2月に油かすと骨粉を混ぜたものか化成肥料を少量与えると良いです。
風通しが悪いと、カイガラムシやハダニが発生するので注意が必要です。
白い綿のようなものがついていたら、アブラムシの一種なので、オルトランなどで早めに処置をしましょう。
キンモクセイを刈込み樹形にする場合、あまり刈込むと穴があいてしまうので注意してください。なるべく、枝ごと切る枝抜き剪定のほうが、きれいに仕上がります。
刈込みの場合でも、3年に1回は枝抜き剪定をしましょう。
剪定のポイントとしては、花の咲いた枝は2~3節残して切り詰めるとよいでしょう。
4月に新梢がのび、伸びた新梢が6月待つころから充実してその葉腋に花芽がつくられます。時期としては、花の終わった直後か2~3月に行います。
綺麗な緑が特徴で生垣によく使われる樹種です。幹が幾つかに分かれて多く分岐して丸型の樹形になります。樹皮は灰褐色で葉は濃緑色です。雌雄異株で日本で栽培されている物はほとんど雄株です。9~14月にオレンジの小さな花が枝に付け根にビッシリ咲きます。匂いがとてもよく沈丁花、クチナシとともに三香木とされています。モクセイの仲間にはキンモクセイであるオレンジの花のものと、年中咲く四季咲きキンモクセイ、白色のギンモクセイ、淡黄色のウスギモクセイがあります。