ブルーベリーの育て方

ユーロ物置

ブルーベリーは寒さに強い種類と、暑さに強いタイプがあります。育てる地域の気候に合わせた種類を選びましょう。
寒冷地を好むブルーベリーは、ハイブッシュ系と呼ばれるものです。
暖地向きなブルーベリーはラビットアイ系と呼ばれる種類で、九州地方でも栽培可能です。
ハイブリッド系と呼ばれる種類は両者の交配種で、耐暑性も強い品種です。

植えつけ時期は秋~春で、日光の良くあたる場所を選びます。
また、ブルーベリーは酸性土壌を好みます。この酸性土壌作りを怠って栽培に失敗するケースが良くあります。
初心者の方は、地植えよりも土壌作りが簡単な鉢植えが向いているでしょう。
植え方として、ピートモスやバーク肥料を施し土壌を整え、そこに深さ30cmほどの植え穴をあけて植えつけます。
庭植えする場合は苗のすぐ周りはピートモスの割合を多めにし、離れるにつれ割合を減らしていくと失敗しにくいでしょう。
もっと簡単にするには、市販のブルーベリー用の土を混ぜ込んでください。
鉢植えの場合は赤玉土とピートモスを半々に混合したものを用います。
乾燥に弱く根張りが浅いので、根元は敷き藁などで保護します。水切れに弱いので注意してください。開花から収穫終了までは特に水切れに注意しましょう。

肥料は3、6、9月に、油粕や化成肥料を少なめに与えます。紅葉のころには肥料がなくなっているようにします。やりすぎに注意してください。

病虫害には強いので無農薬でも栽培でるでしょう。ただ、ブルーベリーの実は鳥の大好物です。収穫期には防鳥ネットを張るか、慈悲の心で過ごします。
また、虫が気になる場合でも開花時期には殺虫剤をまかないようにしてください。受粉ができなくなります。

植えつけ後数年はあまり剪定しないようにします。剪定時期は、落葉する休眠期と3月初旬が適期です。
花芽は春に伸びた新梢の先端につくので、新梢は切らないようにしましょう。
木が生長し、1m位になると枝が混み合うので古枝や小枝を剪定し、新梢も強いもの2、3本を残して取り除いたほうが良いでしょう。

4月ごろ開花し、受粉に成功した花はぽろりと落ちます。花が落ちた後50~60日で収穫します。
品種により自家結実性(自分の木だけで受粉し実を太らせることができる性質)があるものとないものがあります。
ラビットアイ系は自家結実しないので、異品種を2本以上植えて互いに受粉させます。
ハイブッシュ系は自家結実性ですので1株だけでも実がなりますが、異品種を混在させたほうが収穫量があがります。

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