桜(さくら)の育て方

ユーロ物置

庭植えにする場合は、落葉後の11月~12月下旬、または2月下旬~3月中旬に日当たりがよく、水はけのいい肥沃な場所に苗木の植え付けを行います。
実際の植え付けとしては、土壌を40cmくらい深く掘り、腐葉土と化成肥料を土に混ぜたものを底に10cmくらいの厚さになるように入れ、そこに10cmくらい堀土を入れた上に苗木を植え付け、支柱を立てます。このとき、苗木の根元に接木のテープが付いているときはそれを取り除いてください。
次に、苗の周辺に10cmほと土を輪状に盛り上げて、いわゆる「水鉢」を作ります。
そして、たっぷり水を入れて土中にしみ込ませます。根と土を密着させる重要なポイントですので、水はたっぷり与えてください。

さて、上手く植え付けが終われば、寒肥として2月ごろに根元に粒状化成肥料を施します。花が咲いた後の7月ころにも同様に施すと花つきが良くなります。
それ以外に、春先や夏場に乾燥が続くときはこまめに水やりをしてください。
晩春にウメケムシ、9月頃にモンクロシャチホコの幼虫といった害虫が発生しやすくなりますので、DEP薬剤などを散布します。
もし、あまり大きくさせたくなく、樹形を小型に保ちたいなら、落葉後(適期11月中旬~12月中旬)に不要な枝や徒長枝を切り詰め剪定します。
太い枝などを強剪定する場合は切り口に腐敗菌が侵入しないよう、殺菌効果の高い癒合剤を塗布してください。

鉢植えで育てたい場合は、赤玉土:川砂:腐葉土を5:3:2などの割合で土壌を作り、そこに植えつけましょう。
油粕と骨粉を混ぜたものを水で練り、団子状にしたものを苗の周辺に2個程度置肥としておいてください。
鉢植えの場合も必ず日当りと風通しが良い場所を選んでください。

鉢植えの場合は特に水やりに注意が必要です。これを忘れると、樹勢が弱り枯れてしまうこともあります。春から秋にかけては1日1回、冬の間は2~3日に1回を目安に水遣りをしてください。
剪定の仕方は、落葉期に樹形を考えながら、重なり枝、並び枝などを切り落とします。
切り口にはやはり殺菌効果の高い癒合剤を塗ります。
植え替えは1~2年に1回行い、樹形が整ってきたら浅めの鉢に替えて調整します。

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